しかし、現状の社会では男性からの女性への暴力、支配がまだまだ絶えないのも事実です。
そしてそんな被害女性、また一緒に被害に遭っている子どもを保護し、心身ともに援助している、女性によるサポート活動がありますので、今回はそのご紹介をさせていただきます。
“希望”に向けて-DV被害女性とこどものスタート応援活動
(以下、「認定NPO法人市民活動センター神戸“共感寄付”サイト」より転載)
[ なんのために?]
配偶者からの暴力(DV)に苦しむ女性や子どもが後を絶ちません。どんな暴力も、決してあってはなりません。誰もが暴力なしに生きる権利を持っています。
内閣府の調査報告書(2012年度)によると、既婚女性の23人に1人が生命の危険を感じるほどの暴力を受けています。また暴力を目の当たりにした子どもが受ける、心身のダメージは深刻です。学習困難や不登校などさまざまな問題を抱えるケースも少なくありません。DVのある家庭で、子どもが暴力にさらされて育ち、暴力よる問題解決を学んでしまうことは、地域社会へも大きな影響を与えます。
暴力から逃れ、新しい生活への一歩を踏み出すためには、心と体を休める場所の確保、経験豊かな相談員のサポート、時には法律やメンタルケアなど専門家の支援が必要です。 私たちは女性と子どもの安心と安全を守るためにさまざまな活動を行っています。それはきっと、誰もがのびやかに自分らしく、希望を持って生きられる社会につながると信じています。
[なにをする?]
女性や子どものための緊急避難施設「シェルター」を運営し、心の安定、孤立感の解消、そして生活再建に向けともに歩む活動をします。
- 電話相談、面接相談を行います。
- 避難してきた女性や子どもに食料、衣類、生活に必要な日用品を用意します。
- 女性と子どもの心のケアをします。
- 子どもたちの保育、学習支援を行います。
- 福祉事務所、弁護士事務所、警察などへ同行します。
- 各種の手続きを手伝い、生活再建について一緒に考えます。
- シェルターを出た後も、継続した家庭訪問を行います。
活動団体/NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ
(以上、転載終わり)
上記活動には様々な費用が必要で、その資金を調達するために多くの時間と労力を割いておられるそうです。
そこで、私たちは直接の活動支援はできなくても、多少の金銭の支援はできるのではないでしょうか。
つきましては誰でも簡単にできる「寄付」のサイトを、市民活動センター神戸のほうで開設されていますので、ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIとしても、皆様にご案内させていただきます。
[寄付金額のイメージ]
3,000円 | 母親と一緒に避難してきた子どもの保育・学習支援 1回分 |
5,000円 | スタッフによるシェルター退所後の家庭訪問 1回分 |
8,000円 | スタッフ2名の付き添いによる同行支援 1回分 |
12,000円 | 1組の家族が、スタッフのきめ細やかなケアのもと、シェルターで安心して過ごせる1日分 |
※寄付には、便利なクレジットカード(ネット決済)も可能です。
ホワイトリボンキャンペーン・KANSAIでは、「女性への暴力をなくする」啓発活動と並んで、そういった被害女性の支援活動も行っていけるような方向を目指していますが、まずは身近なところで行われているそうしたサポート活動の支援から行っていきたいと思います。
このウェブサイトにも右上に常時バナーを貼っておきますので、どうぞよろしくお願いします。
女性への暴力をなくすために、わたしたちにできること――
一人ひとりが考えて、行動していきましょう。